養蜂場日記
奴らは今年もやって来た!
2008年10月4日 / 養蜂場日記
秋風と共に、今年もやって来たギャング達、その名は「オオスズメバチ!」
体長1,5センチ位のミツバチに比べ、4~5センチもあるその硬い体は、まるで鎧のように、ミツバチの攻撃から身を守り、その強靭なアゴでミツバチを次々に襲います。10匹20匹の集団で襲われたミツバチの巣は2時間位で全滅してしまいます!
「花蜂」と言って、花の蜜を食料にするミツバチと違い、奴らは「狩り蜂」、肉食なのです。ミツバチの幼虫を肉団子にして巣に持ち帰り、自分達の幼虫の餌にするのです。
ミツバチにとっても養蜂家にとっても、やっかいで恐い存在です。
フルフェイスのヘルメットを被ったような、頑丈そうな顔をしているでしょう?
もうすぐ仙人?
2008年10月4日 / 養蜂場日記
これはなんでしょう?
以前にも登場した“かまきり“です。夏の間、ツヤツヤの緑の衣装で張り切っていた奴です。
葉っぱの上で、物思いに耽っているように見えます。
カメラを向けると「何か用?」って感じで振り向いてくれました。
もうじき、全身枯葉色の「仙人」の衣装に着替えることでしょう。
相思華・・・
2008年10月4日 / 養蜂場日記
彼岸花が咲き出しました。秋のお彼岸の頃に咲き出すので、この名が付いたそうです。
この花は球根も含め全体が有毒で、土に穴を掘るモグラやミミズなどを寄せ付けないために植えられたそうです。たまに白い種類も見かけますが、白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ)と言います。
花と葉が同時に出ることがないので、花と葉が互いに想い合うという意味で、「相思華」というロマンチックな別名もあります。
小さい頃、一人で川辺で遊んでいた時のこと、ふと見上げると、真っ青な空を背景にして、土手に沢山の真っ赤な彼岸花が咲いていました。それを見ている内に何だか恐くなって、大急ぎで走って帰った覚えがあります。
ラベル
2008年9月24日 / 養蜂場日記
これは蜂蜜のラベルの原画です。お世話になっている、ある先生に描いて頂きました。
和紙に、日本画のための顔料で描かれています。普通のラベルとは違っているでしょう。
ラベル自体にパワーが込められていて、いろんな方から、それを感じると言われます。
私達の願いは、この蜂蜜を食べてくださる方々が、健康に、幸せになって頂きたい!そんな思いを込めて作っています。
このラベルにもそんな願いが込められています。
ミツバチ達に感謝!蜂蜜に感謝!お客様に感謝!です。
ラベルを描いて下さった先生のホームページ
http://www.kaiunnoyashiro.com/
「おはぎ」と「ぼたもち」
2008年9月20日 / 養蜂場日記
田んぼの手前に咲いているのは萩の花です。
お彼岸にはおはぎをお供えしますよね。ぼたもちとも言いますが、同じものです。
季節によって、呼び名が変わるってご存知でしたか?春は牡丹の花の咲く頃に作るので「牡丹餅(ぼたもち)」秋は萩の花の頃に作ることから「お萩(おはぎ)」と言うそうです。
昔は季節と密着した生活をしていたので、こんな名前が付けられたのですね。
こんな事を書いていたら、おはぎを食べたくなりました。今日は、アンコたっぷりのおはぎを食べることにしましょう。
里山の秋は早い
2008年9月20日 / 養蜂場日記
養蜂場から少し離れた所に田んぼがあります。そこに黄金色の稲が実りました。
今は田植えも稲刈りも時期が早くなり、9月にもう稲刈りをしてしまいます。
この辺りはイノシシがよく出ます。知り合いの農家の方は、昼間、田んぼでイノシシと遭遇したそうです。
また別の方は、高台にある田んぼでイノシシと出会い、向うがびっくりして田んぼのあぜから落っこちてしまい、慌てて逃げて行ったそうです。
イノシシが突進してきたらどうしたら良いかというのを、以前テレビでやっていました。
その番組では、突進してくるイノシシに向かって傘をパッと広げると、イノシシは見事にUターンして逃げていく場面が放映されていました。
でも、いつも傘を持って歩くわけにはいきませんよネ・・・
これは何でしょう?シリーズ-その2
2008年9月13日 / 養蜂場日記
養蜂場の隣に広い空き地があり、夏草が勢いよく生い茂っています。そのつる草がこちらまで侵入してきました。それを長い鎌で刈り払っていた時、ひとむらのカヤの中に、何かの塊がぶら下がっているのを見つけました。鳥の巣だ!と直感しました。
そして、子供のころ田舎で過ごした記憶が、一瞬にして蘇ってきました。
私が小学校にあがる前、よく遊んでくれた、シゲシちゃんという4才年上の男の子がいました。その子が、「秘密の場所を教えてやるからおいで!」と言って連れて行ってくれたのが、ウグイスの巣がある竹やぶの中でした。巣の中には小豆色の小さな卵が5つ入っていたのをはっきり覚えています。その時の巣と、大きさや形、色も全く同じです。
春から初夏にかけて、養蜂場の周りには沢山のウグイスがさえずっていました。私が蜂の世話をして忙しく働いていた間に、その中の2羽が巣を作り、卵を産み、雛を育て、その雛も無事に巣立っていったのでしょう。
雛達が成鳥になって、来年良い声でさえずってくれるのが、楽しみです。
ヒツジグサ
2008年9月7日 / 養蜂場日記
以前、蓮(はす)を紹介した頁に、睡蓮と蓮の違いを書きました~「スイレンは、スイレン科スイレン属の水生植物の総称、日本では「羊草(ヒツジグサ)」が自生していて、水面に花がぽっかり浮かびます。」
そのヒツジグサを、近所で見つけました。
昔の時刻の表現「未(ヒツジ)」の刻、午後2時頃に開花することから、この名前が付いたそうです。
でも、実際は、午前11時頃咲きだして、夕方4時頃まで咲いているみたいです。
花は3日続けて咲き、その後、水中に沈んで結実します。
この池の周りに、小さい蛙が沢山いました。土と同じ色をしていて、ちょっと見には分からないのですが、歩く度にピョンピョン跳ねて逃げるので、やっと蛙だという事が分かります。その蛙の撮影にも挑戦したのですが、小さすぎて、すばしっこくて、撮れませんでした。
これは何でしょう?
2008年9月7日 / 養蜂場日記
秋になると、今まで生い茂っていた緑の葉っぱの間から、いろんな実が顔を出します。
何の変哲もないと思っていた植物が、ユニークな実を付けたりして、人目を惹くことがあります。
これは何でしょう?ホウズキ?烏瓜?ホウズキの親分みたいな形をしています。植物辞典で調べてみるのも楽しみです。