養蜂場日記
養蜂家の必需品 その4:蜂ブラシ
2009年7月21日 / 養蜂場日記
最盛期には一群(一つの巣箱)に約4万匹、一つの巣枠には約2000匹の蜂がいます。
採蜜の時、上段の継箱に入っている9個の蜜枠から蜜を搾りますが、先ずは蜜枠にいる沢山の蜂にどいて貰わないといけません。
まず蜜枠を上下に振って、蜂を振るい落とします。しかし蜂達も必死にしがみ付いたり、振るい落とされても、すぐに巣枠に飛び付いてきたり、完全にゼロの状態にはできません。
その時に必要になるのが、このブラシです。残った蜂達を、蜂ブラシで払い落としていくわけです。
この作業は早朝に、しかも蜂を傷つけず、短時間で手早く済ます必要があります。
ブラシなしでは迅速な作業は無理。他の物で代用できそうですが、これでなくてはうまくいかない「縁の下の力持ち」が、この“蜂ブラシ”なのです。
養蜂場まで、あと10分
2009年7月20日 / 養蜂場日記
山あいの県道を走って20分、眼前に水田が広がる場所に出ます。
何となくほっとする景色です。
最近は田植えも早くなり、5月の連休明けには、ほとんどの田んぼに水が張られています。
養蜂場まであと10分、さあ 急ごう!
夕焼け
2009年7月19日 / 養蜂場日記
私が小さい頃、夏休みにはほとんど毎日のように夕立がありました。
昼間の暑さで白っぽく乾いた地面に、突然大粒の雨が音を立てて降ってきます。その勢いは砂煙が上がるほどで、舞い上がった砂の乾いた匂いが鼻をくすぐります。
それはまさしくスコールと表現した方がぴったりくるすさまじさでした。
そして降り始めた時と同じく、雨は突然上がって青空が顔を出します。
こちらに来てからは、そんな激しい夕立を経験したことがありません。
あれは南国特有のものだったのでしょうか?
でも夕立は無くても、夕焼けは綺麗です。
自宅から見た、爽やかな色あいの夕焼けです。
ミツバチたちも一休み
2009年7月16日 / 養蜂場日記
~~先日、雨が降り続いた時に書いた日記です~~
今日は朝から降ったり止んだり・・・長尾連山も雨雲に覆われています。
山のむこうの養蜂場では、ミツバチ達がしばしの休養を楽しんでいることでしょう。
今日は私も休養させてもらうことにしました。
と言っても、やはり気になります。
気がつくと山の彼方に視線が向いています。
明日は君達に会えるかな・・・
バラの花?
2009年7月13日 / 養蜂場日記
お客様のSさんから頂いた写真です。
バラのつぼみと花・・・と思いきや、これは王子公園で拾った松ぼっくりなんだそうです。(左と右は全く同じ松ぼっくりの、閉じたものと開いたものです。)
「雨に濡れて湿るとキュッとつぼみ、お日さまにあたって乾燥するとまたバラの花のように開く」
実は、松ぼっくりはそういう性質を持っていて、つぼんだ物を持って帰っても、しばらく部屋に置いておくと開いてきます。それにしても、この松ぼっくりは本当にバラの花のようですネ・・・
うちの愛犬哲平はボール大好きで、散歩の途中、草むらの中に忘れられたボールを発見するのが得意です。
ボールに限らず、口にくわえられる丸っこい物なら何でも好きで、大喜びでくわえて帰ります。
松ぼっくりも幾つも持ち帰った経歴がありますが、遊んでいる内にバリバリと咬んで粉々にしてしまうんですよ。
ずらり キウイの実
2009年7月12日 / 養蜂場日記
5月、キウイの花に足繁く(羽繁くかな?)通っていたミツバチ達・・・
そのおかげか、こんな結果になりました。
見事に結実した立派なキウイ達です。
ところで、今日7月12日朝7時15分、今夏最初の蝉の鳴き声が聞こえてきました。
そろそろ梅雨明けでしょうか?
ベビーフードは花粉で作る
2009年7月11日 / 養蜂場日記
両足に花粉ボールをつけた働き蜂が次から次に帰ってきます。
花粉ボールの重さは体重の半分ほど、時速30キロで飛行して来るので、へとへとに疲れて帰ってきます。
幼児たちの食べ物は花粉と蜂蜜を混ぜたものです。花粉は高タンパク質で、ミツバチの子育てには必要不可欠です。
花の豊富な季節に、蜜とともに花粉もどんどん巣房に貯蔵されます。
花によって花粉の色が違います。赤、黄、白、橙など、実に様々な花粉が貯蔵されています。
花の少ない真夏や、越冬明けの早春の子育てのために準備されているのです。
合鴨?いいえ、鴨です
2009年7月5日 / 養蜂場日記
自宅の周辺は、大学・総合病院・レストラン・CDショップなどが立ち並び、とても便利なところです。
でも1本筋を入ると、目の前にこんな長閑な風景が広がります。
青々とした稲が風に吹かれてそよいでいます。
その田んぼに鴨が3羽泳いでいました。
この写真の真ん中より少し左側に黒い点が3つ見えますが、これが鴨です(小さ過ぎて見えませんね)
合鴨農法をしている訳ではないようですが・・・
この辺りはとても緑が多く、いろんな鳥がいるので、その姿を見るのも楽しいものです。
養蜂場の夜明け
2009年6月30日 / 養蜂場日記
養蜂場到着、4時51分。
朝霧の中で鳥達の合唱が始まっています。
うぐいすの独唱が冴えわたります。
三光鳥の澄んださえずりも、朝の冷気をさらに心地良く感じさせてくれます。
さわやかな一日の始まりです。