養蜂場日記
輝く新緑の中で
2011年5月19日 / 養蜂場日記
新緑の林と山に囲まれた養蜂場です。
今日は蜜を搾る日~~早朝五時半に養蜂場到着
養蜂場前の道の中央に立っているキジを発見~~車を停めたまましばらく観察~~こちらを振り返りながらゆうゆうと歩き、しばらく行ってから傍らの草むらに消えていきました。
早朝はたくさんの鳥たちの喉自慢の時でもあります。
ウグイス、メジロ、ホオジロ、ヤマバト、キジ、イカル、サンコウチョウ等など、勿論カラスもしっかりと参加しています。
さあやるぞ! 美味しいレンゲ蜜が、沢山採れますように!
散って、尚・・・
2011年5月13日 / 養蜂場日記
先日哲平と散歩に出かけ、散歩道から少し離れた公園のベンチで一休みしていた時のこと。
新緑を渡ってくる爽やかな風に吹かれていると、何やら足元でポトッ、ポトッ、と音がします。見ると、地面にピンク色の花が一面に散らばっていました。
緑に覆われていたので分からなかったのですが、そこは桜の木の下でした。
見上げると、生い茂った葉っぱの中のあちらこちらに濃いピンクの八重桜の花が覗いています。
この季節、まだ桜が咲いていたんですね・・・丸くポッテリとした花が一輪ずつ、そのままの形で落ちています。あんまり可愛くて、拾い集めて袋に入れて持ち帰りました。
早速、部屋でくつろいでいる哲平の周りに撒いてやりました。
花に囲まれた哲平は、今は毛が伸び放題のホームレス犬状態です。
「花よりオヤツくれ!」と、文句を言っています。
桜はまた回収して、ガラスのお皿に浮かべてテーブルに飾りました。
散ったあとも、尚美しい桜です。
養蜂家妻
ナツグミ(苗代ぐみ)
2011年5月13日 / 養蜂場日記
養蜂場の周辺にも自生のグミの木が何本かあります。昨年は長引いた寒波と遅霜の影響でほとんど実を付けなかったグミでしたが、今年は枝いっぱいに数え切れないほどの実をつけています。
その名の示すとおり、田植えの季節になると真っ赤に熟す野生のぐみ~~幼い頃、初夏になると毎日このグミが色づくのを待ちわびていました。
仕事が一段落して甘酸っぱいぐみを味わうひと時は、自然の中で仕事する身の幸せをじっくりと味わう時でもあります。
レンゲ畑はミツバチの楽園
2011年5月12日 / 養蜂場日記
秋に種を播いたレンゲが見事な花を咲かせました。
養蜂家はたくさんのミツバチたちの歓喜の合唱に静かに耳を傾けています。
一年間の努力が報われる瞬間―――陶然とした気分に浸っています。
ホオジロ、メジロ、キジ、山鳩も 参加してきました。新緑の舞台はますます賑やかになっていきます。
山里の春の一日はこうして過ぎて行きます。
スミレの花咲く頃・・・
2011年5月2日 / 養蜂場日記
ご存知宝塚歌劇のテーマソングはスミレの花を唱っていますが、そのスミレの群生を田んぼの土手に見つけました。
この季節、土手にはツクシやワラビの他、スミレ、オオイヌノフグリ、タンポポ、その他白や黄色の小さな花(名前を知りません)がたくさん咲いています。
柔らかい春風にフルフルと揺れている可憐なスミレの花を見ていると、宝塚歌劇で歌われる理由が分かる気がしてきました。
“春風に舞う乙女たち”といったところでしょうか?
どうしても気になる一群
2011年4月29日 / 養蜂場日記
越冬明けの3月中旬、それまで元気に卵を産んでいた一匹の女王蜂がいなくなりました。
多分、突然死して死骸は働き蜂が外に運び出したのでしょう。
他の群れと合同させるか、新しい女王蜂を養成して存続させるか、養蜂家はハムレットの心境です。
新女王養成には少し時期が早すぎるかも知れません。この時期、受精のために必要な雄蜂がまだ充分に育っていないからです。
(その後、無事に新女王が誕生し、受精も済ませ、産卵を始めました)
妻は忙しい・・・
2011年4月27日 / 養蜂場日記
養蜂家が山菜を採ってきた日、我が家にはこんな春の贈り物が届きました。
友人が毎年送ってくれる掘りたての竹の子です。とても立派なもので、まだ土が付いています。山菜と一緒に写真に納まってもらいました。
さて、竹の子を茹でて、ワラビとゼンマイのあく抜きをして、タラの芽は天ぷらに・・・と私はこれから大忙しです。
養蜂家妻
養蜂家の楽しみ
2011年4月27日 / 養蜂場日記
養蜂家にはこんな“楽しみ”もありますよ!
養蜂場の周辺には雑木林と森が広がっています。
仕事を終えて30分ほど山菜採りを楽しみました。
左が“ワラビ”、中央が“タラの芽”、右が“ゼンマイ”。
ワラビは出始めたところで連休頃がピーク。“山菜の王者”タラの芽は今が食べ時。ゼンマイは今が最盛期。
今夜はタラの芽のテンプラを肴に、冷えたビールをグイッと・・・やりたいな
真心こめて・・・
2011年4月25日 / 養蜂場日記
養蜂家にとって毎日の点検は欠かせません。
少しでも異常があれば、すぐに適切な処置をすることが必要です。
晴天で風もなくポカポカ陽気の日は、ミツバチたちの活性も一気に上がります。
何万というミツバチの羽音が一つになって“ザワ~ン”という風音のような響きが養蜂場を包みます。
養蜂家にとってはまさしく“快音”、丹精込めて育てたミツバチたちの晴れの舞台なのです。
頑張れ~!ありがとう!