養蜂場日記
宝塚マルシェ オータム
2011年10月13日 / 養蜂場日記
素晴らしい晴天に恵まれた9日・10日の2日間イベントが開かれ、出店してきました。
会場前の通りは、朝から犬を連れたお客様がぞくぞく・・・さながら犬街道といった風情です。
宝塚ガーデンフィールズはペットショップや広いドッグランがあり、ワンちゃん達の天国なのです。(宝塚はちみつの看板犬“哲平”は、今回はお留守番です。)
他の店はもう何度もイベントに出店して慣れている所ばかりでしたが、これまで外で販売したことの無い私達にとって初めての経験です。1個でも買って頂けるのだろうか?と弱気になってしまいました。
でも朝一番に、沖縄の宮古島から観光に来られたと言う女性3人組が、全種類の蜂蜜をあっさりと買ってくださり、順調な滑り出し(^◇^)
それを皮切りに次々にお客様が来られ、初めてにしてはなかなかの出だしでした。
初日に、好意でうちの看板を書いてくださった方が様子を見に来られ「ぜひ巣箱を置くべきだ!」と言われます。余った巣箱が無いので、2日目は店頭に巣蜜用の巣枠を置きました。
試食用に巣蜜を小さく切って置いて食べてもらいましたが、口に入れた瞬間に皆さん同じ反応をされるのが面白かったです。一様に「エッ?!ワーッ!!」と声を出して驚かれるのです。おそらく生まれて初めての不思議な噛みごたえ、強烈な甘さ・・・皆さん本当にびっくりしておられました。
「宝塚ガーデンフィールズ」のホームページの「イベント・セミナーレポート」
のトップに、宝塚はちみつが写真入で掲載されています。是非ご覧下さい。
http://www.gardenfields.jp/news/other_report/1010.html
沢山の方とご縁を頂き、実り多い出店でした。
いらしてくださった方々、ありがとうございました。
養蜂家妻
秋到来!
2011年10月4日 / 養蜂場日記
今年はアケビが豊作のようです。
養蜂場の近くに2ヶ所、アケビの実がなる場所があります。
養蜂家独占状態!でも毎年、鳥たちと分け合って自然の恵みに舌鼓を打っています。
種が多いのは別にして、はるかな昔から続いているその優しい甘味に、自然の懐の深さを感じます。
秋の花が咲き始めると、養蜂場では女王蜂の本格的な産卵が始まります。猛暑で疲弊した蜂群は、秋の到来と共にその再建を始めるのです。
養蜂家は、再建がよりスムーズに行くように“お手伝い”で忙しくなります。
宝塚マルシェ
2011年10月2日 / 養蜂場日記
宝塚ガーデンフィールズのフリーゾーンにて
産地直送の野菜や果物、アイディアいっぱいの加工食品、
軽食の移動販売者が一堂に並びます
かわいい雑貨なども取り扱いますので、ぜひお越しください
10/9(日)
たからづか牛乳(牛乳・ヨーグルト・プリン)
capanna coffee Bus(ワーゲンカフェ)
VIGORE(オムライス)
LOCOMOCO-R(ロコモコ)
w moon(富良野メロンパン)
ケバブジューシー(ケバブ)
マイスター工房 宝梅の会(ジャム)
さくさく屋(天然酵母のスコーン)
サザンクオリティ(クッキー、ケーキ、小物)
旨いもん市場/園友会(野菜・果物・地方特産品)
宝塚はちみつ(国産天然蜂蜜・兵庫県産)
マニパン カラギヤ(パン)
なちゅらるりーふ(野菜)
キッチン工房 麦のわ(自家製酵母のパン)
10/10(祝)
たからづか牛乳(牛乳・ヨーグルト・プリン)
VIGORE(オムライス)
LOCOMOCO-R(ロコモコ)
w moon(富良野メロンパン)
ケバブジューシー(ケバブ)
ralumother(雑貨・副資材)
マイスター工房 宝梅の会(ジャム)
basil.sc(バジルソース)
市川町おっちゃんの店(はちみつ・竹炭)
LOVES BAGEL(ベーグル)
VegeMerry(ジャム)
旨いもん市場/園友会(野菜・果物・地方特産品)
ぼちぼち農園(有機野菜)
宝塚はちみつ(国産天然蜂蜜・兵庫県産)
wafelhuisワーフルハウス(ワッフル)
マニパン カラギヤ(パン)
裸足んぼ畑竹内農園(有機・無農薬野菜)
なちゅらるりーふ(野菜)
出店のお知らせ
2011年9月26日 / 養蜂場日記
この度「宝塚マルシェ(オータム)」に出店することになりました。
開催日 2011年 10月9日(日)10日(月・祝日)
開催時間 10:30~16:30
開催場所 宝塚ガーデンフィールズ内 特設会場(旧・宝塚ファミリーランド)
販売するのは、アカシア蜜・百花蜜・栗の華蜜・薫風の4種類です。
アカシア蜜はプレゼントに最適の新しいビンと楽しいラベルを考えています。
どんな物ができるか~見てのお楽しみです♪
これまで通信販売のみでやってきましたので、どこかに出店するのは初めての事・・・ちょっとドキドキです。
テーブルとイスの等の備品も何一つ揃っていません。
これから手作りできるものは作らなくては!
地元宝塚の様々な生産者・手作りショップなど沢山の方が出店します。
下をクリックして頂くと、他の出店名がご覧になれます。
http://www.gardenfields.jp/news/other_event/10910.html
美味しそうなお店がいっぱいですので、きっと楽しんで頂けると思います。
お時間があれば、覗いてみてください♪
養蜂家妻
今年もまた悪役登場!
2011年9月11日 / 養蜂場日記
秋風とともに養蜂場に出没し始めるオオスズメバチ。特に台風通過後は要注意!
激しい雨風が続いて狩に出られず、空腹を抱えた彼等には養蜂場は格好の狩場となります。
ミツバチと比べるとまるで戦車のような頑丈な体躯で我が物顔に飛び回り、大事なミツバチを襲います。
台風12号が通過した後、巣門に仕掛けた捕獲用のトラップに29匹、他に飛び回っていたものを打ち落としたのが3匹、合計32匹を退治しました。集団でミツバチの巣箱を襲い全滅させることもある、油断のできない相手です。
これから晩秋までオオスズメバチとの攻防がつづきます。
王女様!
2011年8月30日 / 養蜂場日記
ミツバチが増えて巣箱から溢れるような状態になると“巣別れ”が始まります。
蜂児や卵がぎっしりと詰まった巣枠の一部に、ピーナッツの殻に似た“王台”とよばれる育児房が作られます。
これは女王蜂候補を育てるためのもので、これができると“分蜂”が近いことが分かります。
2週間ほどで出房してくるのは、働き蜂ほどの大きさの未受精の女王蜂候補です。
(写真中央―柿色の蜂は生まれ出て2日目の未受精女王)
1~2週間のうちに”婚姻飛行”とよばれる、生涯一度の受精のための飛行に飛び立ちます。
受精は空中で複数のオス蜂との間で行なわれ、その後、急速に体も大きくなり、早いもので2~3日、遅くとも2週間ほどで産卵を始めます。
婚姻飛行には多くの危険が付きまといます。
特に巣別れの季節である5月から6月にかけては、ミツバチの害敵とも言える小鳥たちの繁殖の季節でもあります。
ヒナたちの餌探しに躍起になっている彼等にとって、ミツバチは格好のターゲット。
色鮮やかで目立つ王女蜂が犠牲になることも少なくないのです。特にツバメは養蜂家泣かせの存在です。
養蜂家にとって青葉の季節は、上空を優雅?に飛び交うツバメを見上げながら嘆息する日々でもあります。
みつばちからのお届け物
2011年8月28日 / 養蜂場日記
アップするのが随分遅くなりましたが、楽しみにしていたものが10日に届きました。8月7日の日記に書いたlichetteさん8月のお届け物、宝塚はちみつの蜂蜜を使ったパン達です。
百花蜜のカンパーニュ・はちみつイングリッシュマフィン・栗のはちみつのリュスティック・はちみつワッフル(ヴィーガンとリッチ)・はちみつグラノーラ
これで1セット 2500円は安いです。 食事時まで我慢しようと思いましたが、美味しそうな匂いに誘われてマフィンを一口、何とも言えずふくよかな味わい・・・
余計な物を一切使用せずとてもシンプルな材料なのに、この深い味わいは一体どこから来るのでしょう。
他のパンも頂きましたが、どれも同じく“素朴で嘘のない暖かい味”とでも言ったら良いでしょうか・・・
ここにあるのは作り手の「愛情」と「手間」と「思い」そしてそれらが一体となって初めて生まれる“言葉にできない何ものか”なのでしょう。
私共もそれをとても大切にしています。目には見えなくても、それらは必ず商品に籠もり、お客様に伝わると確信しています。
養蜂家妻
24時間テレビ
2011年8月27日 / 養蜂場日記
21日は日本テレビの「24時間テレビ」があり、私は宝塚のチャリティーコンサートの司会をさせて頂きました。
今年のTシャツは一人一人の思いと力を表す「+1」背中には繋がりを表す「=」がデザインされています。
戸外のステージでのコンサートは、例年なら暑さとの戦いになるところですが今年は雨模様。出演者の方々にとっては少々やりにくいお天気でしたが、涼しい1日になりました。
民謡と津軽三味線、バンド演奏、ピアノ弾き語り、バラエティーショー、キッズダンスと盛りだくさんのプログラム。
そして被災地の復興を願って、岩手県出身の宮沢賢治の詩「アメニモマケズ」を、その場にいた全員で一緒に朗読しました。
ボランティアの皆さんも1日中立ちっぱなしで、声を張り上げて募金を呼び掛けてくれました、お疲れ様でした!
今年集まった募金は、主に東日本大震災の被災地への支援、そして福祉・環境問題に当てられます。
震災から4ヶ月、未だに仮設住宅にも入れない方々が沢山おられます。チャリティー募金が少しでも役立てられますよう願っています。
養蜂家妻
採蜜 その8
2011年8月26日 / 養蜂場日記
新女王
五月に新しく生まれた女王蜂です。鮮やかなオレンジ色がその若さを強調しています。
周囲の働き蜂より一回り体が大きく、その食べ物は働き蜂から口移しで貰うローヤルゼリーのみ。冬や夏の一時期を除き、一年中卵を産み続けます。
群れの命運はこの一匹の女王蜂にかかっています。産卵力のある女王蜂の群れは数万の働き蜂を擁し、採蜜の季節ともなれば貯蜜箱の9枚の蜜枠には滴るほどの蜜が貯えられことになります。
写真は産卵のために、空の巣房に体を入れようとしている女王蜂。体全体を埋め込むようにして入り、巣房の底に長さ1ミリほどの白い小さな卵を産みつけます。