猛暑とミツバチ
2010年9月6日 / 養蜂場日記
ミツバチにとって“寒さ”“暑さ”は害敵以上に要注意。特に最近の”猛暑”と呼ばれる異常高温の夏はとても気を使います。病気や寄生虫が発生しやすくなるからです。巣箱はもちろん養蜂場全体の風通しをよくして、余分な湿気が溜まらない様にすること、巣箱に直射日光が当らないようにして、巣箱内の温度の上昇を抑えること等、きめ細かな対応が要求されます。
養蜂は自然の変化に敏感な分野です。昨今の地球温暖化の影響をもろに受けています。ミツバチの成育はもちろん、蜜源植物の生育にも絶えず注意を向けていなければなりません。
今年は春以降の長雨と5月まで居座った異常寒波が、蜜源に大きな打撃を与えました。開花が遅れるのはいいとして、開花しなかったり、極端に花が少なかったりして、養蜂家にとってはハラハラドキドキの季節となりました。古典的な養蜂の技術・知識では対応できないような事態も出てきています。
でもご安心下さい。細心の注意を込めて世話をしているためか、この猛暑の中でも宝塚はちみつのミツバチ君たちはとても健康で元気です。来年の春を目指して、群の強化を始めています。
通常は暑さのため夏の一時期産卵を停止する女王蜂が多いのですが、ほとんどの女王蜂がどんどん産卵しています。働き蜂の数も写真のように5月、6月の盛期に近い状態。来年の活躍が楽しみです。
コメントを残す