大好きな木達
2010年11月13日 / 養蜂場日記
前回、植物がなければ人間は生きていけないということを書きました。
「植物は生態系の生産者であり、人間は消費者、正しくは植物に寄生している。」これは、植物生態学者である宮脇昭さんの言葉です。宮脇さんは、40年にわたり国内外1700ヶ所で地域の人たちと4000万本の植樹をし、「世界で最もたくさんの木を植えた男」と言われています。
我が家の周辺はとても緑の多い所で、それが気に入っていました。
ここに居を構えてから、大好きなお気に入りの木達があちらこちらにできました。
しかしある日突然、それらの木々が姿を消し、マンションの鉄骨が現われる・・・そういう事が頻繁に起こるようになり、瞬く間に殺風景な景色が広がっていきました。
枝いっぱいに赤紫の花を付け、春の訪れを知らせてくれたマンサクが、他の桜に先駆けて薄桃色の花を咲かせてくれた角の畑の桜の木が、女神のように凛とした姿を青空に浮かべた泰山木の花が、次々に消えていきました。
何年も何十年もかけて育った木たちが、ある日音もなく姿を消す~
あの木達は確かに生きていたのに・・・
養蜂家妻 記
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